ザ・フォーリナー…ジャッキーの新境地・シリアスアクションが渋い

デアデビル ドラマ・映画

子供の頃、明るいカンフー映画を製作してきたジャッキーは衝撃だった。

それまで、ブルース・リーや少林寺など冗談の入り込む余地のない暗めの作品がほとんどで、アクションを魅せる事に重点を置いていた。

だが、ジャッキーは酔拳や形意拳などで、カンフーを知らない人にも分かりやすく、コメディー要素を取り入れて楽しませる事に重点を置き始めていた。

 

それからハリウッド映画に進出し、カンフーを取り入れたアクションを世界のエンターテイメントに押し上げていった事は周知の事実である。

 

そんなジャッキーも2020年現在66歳である。

まだアクション映画の一線で活躍している事自体凄いのだが、この作品では流石に往年の切れは陰りを見せ始めている。

老人でこの動きは脅威だが、作風もそれまでの明るい娯楽作品のイメージから一転、シリアスな暗い復讐作品となっている。

 

流石に作品の質は高く、ツッコミどころが多々有るが、全盛期のジャッキーを知る人には是非観てもらいたい作品だ。

顔に刻まれた皺と泥臭いアクション。

この作品を観ると、自分が幼少期から過ごした時間を感じて、感慨にふける事が出来るので違うところでの感動が沸き起こることだろう

 

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おじさん向けのストーリー

今までの軽快なコメディと怒涛のジェットコースター的なアクションではなく、

感情を抑え、スネに傷を持つおじさんの精神性・虚しさ・悲しみを見事に演じ切っています。

 

老いを武器に変え、罠を効果的に使用するのも凄くリアルで、肉体的な衰えを老獪さでカバーするところにジャッキーの新たな世界を見出しました。

 

シナリオ的にも深いところがあるので、おじさん向きのストーリーと言えるかもしれないですね。

 

 

娘が爆破テロの巻き添えに

中国から国を色々とわたり、イギリスのロンドンにレストランを構え娘とささやかながら幸せな家庭を気づいていたクワン(ジャッキー・チェン)。

 

 娘のショッピングの為に送っていった店の近くの銀行が爆破され、娘は巻き込まれ亡くなります。
 それは、アイルランドのテロ組織がイギリスとアイルランドの和平交渉に反発して、イギリスの銀行をターゲットにしたテロでした。

物語のカギを握る アイルランド副首相

 アイルランドの副首相は、アイルランドの元テロ組織に所属していたことも有り、イギリス政府から情報を求められる。
 見返りにイギリスで拘束されている40名の逃亡犯の恩赦を要求する。
 その中には従妹も含まれていた。
 このテロの絵を描いたのは副首相だが、犠牲者を出す気はなかった。まだ爆弾すら用意していなかった。
 しかし、実行犯達は血の気の多さから犠牲者をだしてしまった。
 副首相は仲間内から裏切りもの(勝手な行動をしたもの)をあぶりだしにかかる。
その過程で、まさかの裏切り者が出るのだが、それが後味の悪い結末を迎えてしまう。

犯罪者がゆるせない クワン

 亡くなった娘の部屋で感傷にひたるクオン・・・
 目の前で娘を無くしただけに、犯罪者が許せない。
 映画の中で笑顔の見せないジャッキーを観るのは初めてではないだろうか・・・
 唯一の家族を失い、悲痛な悲しみを背負ったクワンは、警察に犯人の名前を執拗に尋ねるが、まだ目星すらついていなかった。
TVで副首相が、テロについてのインタビューを受けているのを見たクワン
副首相ならば犯罪者の情報を持っていると思い込み
クワンのターゲットは副首相へ

結果的に、副首相に執拗に食い下がった結果、犯罪者グループが分かるのだが、終盤までは副首相がお門違いのストーカー被害にあっているとしか思えなかった点が、残念なところだ。

また、クワンが中国国籍であるにも関わらず、アメリカの特殊部隊隊員を思わせる流れがあり、ツッコミを入れたくなるが、本編とはあまり関係ないので気にしない方が良い。

 

 

犯罪者グループと対峙するまで

クワンは副大統領へ、犯罪者の名前を聞きに行くが知らないの一辺倒の返事をもらうだけ。

確かにまだ知らないのだがクワンは知っていると確信しているのか、もしくは調べるように強要する為か、副大統領に見の危険を感じさせる行動に出る。

 

身の危険を感じた副大統領は裏切りものを探りながら、クワンの度重なる襲撃を耐えていた。

 

副首相はイギリス政府と協力して犯人グループを特定。

クワンは執念で犯人グループの居場所と犯人を聞き出す。

 

ジャッキーのシリアスカンフーアクションとトラップがリアルに映り、傷を負いながらも頑張るクワンを応援したくなってくる。

 

 

終 焉

犯罪者グループのアジトはマンションの一室。

 

イギリス警察が突入しようと包囲している所に、クワンはメンテナンスを装い勝手に侵入。

台所とリビングで銃撃が始まる。

 

警察も突入を開始し、共犯の女性を残し他の犯人は死亡する。

尋問により、新たな爆破計画が未然に防がれた後、女性は殺される。

 

クワンはバスに乗り、自分のレストランに戻ります。

警察は彼を見逃す事に決め、結末を迎えます。

 

エンディングにジャッキー作品らしく、彼の歌が流れるのですが、作風・演技など新たな境地を見出した作品なので、エンディングは彼が歌わなくても良かったのでは? と思ってしまいます。

この辺はまだ新たな境地にいたってないのかも・・・

 

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