バタフライエフェクト…映画史上最も切ないラストシーンが泣ける

バタフライエフェクト 波紋 ドラマ・映画


バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]

 この映画のラストシーンは、今でも映画史上最も切ない映画だと断言できるでしょう。

この場合の切ないとは、やるせなくて…胸が締め付けられる とも表現できると思います。

 

タイムリープで好きな人を助けるのですが、助けた場面や行動によって、関係者の周囲に、波紋のように色んな影響を与えます。

そして、その事によって幸せになる者や不幸になる者が現れ、主人公を悩ませます。

愛する者を助ける為に、愛する者をあきらめられるか⁉

映画・ドラマでよく出てくる問いかけだが、切ないラストシーンに至るまでのストーリーが秀逸で、この映画を観ないと人生損しているまでの作品に仕上げている。

キャチコピーも秀逸です。

『僕は、きみを救うため、何度でも過去に戻る』

タイトルの『バタフライ・エフェクト』とは、蝶のはばたきが地球の裏側では竜巻を引き起こすという、カオス理論を象徴する言葉であり、本作では「主人公が良かれと思って変えた過去の選択が、とんでもない未来を巻き起こす」ことである。

いつからか疎遠になった幼馴染……。その少女に今でも恋心を抱く主人公は、何故疎遠になったか? ずっと分からなかったが、ある時当時の日記を読み返し記憶が蘇る。

それは衝撃的な内容で、無意識に忘れてしまいたいと思える程だった…。

その為、主人公の少年時代の記憶に欠損が現れ、初恋の少女を無意識に避け疎遠になってしまったのだ。

この作品の主人公は、失われた記憶の瞬間に向け一種のタイムスリップを行い、史実通りのA選択ではなく、B選択をしてやりなおすそういうことができる能力があったのだ。

主人公が映画の主人公たる、ゆえんである。

さて記憶が蘇った主人公は、問題の場所で彼女と自分に起こったことを変えようする。

これで二人は、ハッピーエンドを迎えるかと思っていたが、タイトル名にもなっている、バタフライエフェクトの効果により、とんでもない現在が過去から戻った主人公を待っていた。

主人公は、愛する彼女の人生を救うために過去に戻って「誤り」を修正したはずだった。

しかし修正後の時間の流れはあまりに残酷で、彼女と主人公の人生がまったく予想もしなかった方向に転落してゆく。

そして、そのたびに主人公は何度も過去に戻り、自らの人生をやり直すのだ。たとえ何度地獄を見ることになろうとも……。この作品は愛する女性のため、気まぐれで残酷な「運命」に挑みつづけた、ひとりの男の物語だ。

何度過去に戻っても、望み通りに未来は変わらない……。

どこが間違っているのか、どこを修正すれば明るい未来が待っているのか……。

とてもエキサイティングで知的なスリラーになっており、クライマックスまで緊張が途切れることなく一気に鑑賞させてしまう。

おまけに残酷な展開さえも、そこには愛が感じられ、感動的でもある。

緻密に組み立てられたシナリオは秀逸で、エンドロールが流れている頃には謎がとけ、観客の心に感動の波紋を呼ぶことは間違いないだろう。

2004年に公開された映画で、アシュトン・カッチャー主演。

もう10年以上経ったいまも、切ない作品を聞かれれば真っ先に頭に浮かぶ作品である。

残念ながらレンタルビデオで借りて観るしかないが、恋愛やサスペンス好きには絶対おすすめできる作品である。

 

ロマンティックなハッピーエンドのタイムリープ物のオススメ

隠れた名作 ある日どこかで 懐中時計が愛を繋ぎ時空を超えた愛

 

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