原作は”スーパーマン”・”ウルヴァリン”などを執筆したアメリカンコミックライター、小説家のグレッグ・ルッカ、主演はシャリーズ・セロン。
マーベルっぽい作品なんだろうな?
特に気になった訳でもなく、Netflixのオススメ映画に出てきたので視聴してみて良かったので紹介したい。
シャリーズ・セロンはこの作品が気に入ったらしくシリーズ化したいみたいで、インタビューでもかなりの熱意が感じられる。
流石のハリウッドアクションらしい品質で、なんと言っても設定が素晴らしい。
物語はシャリーズ・セロンが率いる傭兵隊がある仕事の依頼を受ける所から始まる。
こう言う傭兵隊は決まって特殊部隊上がりのチート連中なのだが、いきなり罠にはめられ銃撃の雨を受ける。
絶体絶命なのに、彼女達は生きて生還する。(そういう事か・・・)
冒頭の任務で彼女達の特殊性は視聴者に認知されて、この物語がどういうものか推測させるには十分である。
言ってみればファンタジーの混ざった現代アクション物(伝奇物語)に分類される。
彼女達の秘密を知った者達に狙われるのだが、新たに特殊性に目覚めた仲間の踏ん張りも有り結末を迎えるのだが、伏線が随所にちりばまれており物語性の高いものとなっている。
エンディングはシャリーズ・セロンの過去に関する伏線で迎え、絶対続編あるなと予感させてくれる。
現代アクションのウェイトが高く、展開も王道と言えば王道なので抵抗感なく万人に受け入れられるこの作品。
気晴らしに、あまり構えずにみられるので、予告編を観てほしい。
Netflixで視聴可能である (2020/11/19 現在)
不死身の傭兵隊
元来、一度依頼を受けた相手からは受けないのをモットーとしている傭兵隊が、同じ依頼人から人質解放の仕事を受ける。
経験的に同じ依頼人から2度目の依頼で苦い経験をしてきたのだろうが、今回も嫌な予感があたり、はめられあわや全滅の危機を迎える。
一斉射撃を受け倒れ伏す傭兵達。
勝利を確信し気が抜けた敵兵士達は、動かなくなった傭兵達が息を吹き返すのに気づいた時には、もう遅かった・・・
シャリーズ・セロン扮するアンディ/ブッカー/ジョー/ニッキー達4人に返り討ちに合ってしまう。この辺のアクションは流石ハリウッド。
この時点で4人が不死身なのが理解出来、アンディ達が依頼人のコプリーに仕返しにいくのも納得出来るのだが、コプリーはこの戦闘の一部始終をビデオに収めて、確信めいた表情をしている事から、そう簡単に話しが進まない事も、うかがいしれる。
新たな不死者 ナイル
アフガニスタンで、米海兵隊員のナイル・フリーマンは標的を倒した際に喉を切られ死亡したかに思えたが、傷一つなく蘇生する。
その直後、アンディ達は同じ夢を見て、新たな不死身の誕生を知る。
新たな不死者の誕生、それは200年ぶりの事だった。
アンディはコプリー捜索を中断し、アメリカ軍が実験のためにナイルを拉致する前に救出する。
訳の分からないナイルはアンディに反抗するが、この辺は自然の成り行きで、上手く描かれている。そう簡単に受け居られるほどのものではないからだ。
製薬会社 メリック社
アンディ達をはめたコプリーはイギリスの製薬会社 メリック社に身を寄せていた。
コプリーはメリック社にアンディ達の戦闘ビデオを見せて、アンディ達の身柄をメリック社に引き渡す商談に乗る。
メリック社は新たな薬品の為にアンディ達の特殊能力を欲したのだ、人類の寿命を延ばす為、自分達の利益の為に・・・
悪役としてのメリック社の面々だが、人類の為、皆の寿命を延ばそうとする目的は間違っていないと思うが、手段と自分達の利益を優先したところが悪役っぽいと言えば悪役っぽい。
オールド・ガード
新たな不死者ナイルを交えて、アンディ達と隠れ家で簡素な食事をする。
ナイルは疑問を口にし、お互いの理解を深めていく。
・ブッカーは200年ほど前、ナポレオンと戦って死んだ時に不死者になり
・ジョーとニッキーは十字軍で戦っていた時に不死者に
・アンディが一番古い不死者だが、いつの頃かもう定かではない。
ただ不死者と言え死ぬこともあるとアンディは語る。
その昔、一人の不死者の仲間がある日、傷が癒えなくなり死んだ。
皆眠りについた所で、ナイルは悪夢で目を覚ます。
一人の女性が鉄の棺に入れられたまま海に沈められ、何度も生き返りながら窒息死する。
棺を何度も叩いた拳は血まみれで、それでも何度でも叩く、クインの夢。
彼女達、オールドガードは捕まり永遠の闇に閉じ込められる事を恐れる。
それはとても当たり前のことで、誰でも孤独は嫌だからだ。
襲 撃
隠れ家が襲撃にあい、ブッカーは傷を負い、ジョーとニッキーは連れ去られる。
もちろんコプリーの仕業で、難を逃れたアンディは再度襲撃を受けるが返り討ちにする。
アンディ達はジョーとニッキーを救出に向かい、見事救出するのだが、その過程でブッカーの裏切りが判明。
ブッカーは罰として孤独を与えられる。
特異な存在である彼らには同胞と会えないのは一番つらい罰だった。
物語の最後に、孤独なブッカーはクインの訪問を受ける。
続編作る気満々である。
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