4月から始まった緊急事態宣言。
筆者が勤務する職場は一応ライフラインなので稼働しない訳にはいかない。
コロナウィルスでビルメンがバタバタ倒れてはいけないと交代制の交代制でしのいでいる。
夜勤の勤務時間が16時間あるのだが、交代組は3時間のみ勤務し、常駐組と接触しないようにしている。
そんなわけで時間をめっちゃ持て余している。
なんせ1週間で6時間ぐらいしか勤務しないのである。
勿論2週間後には常駐組になり、普段通り週48時間ぐらいになるのだが・・・。
緊急事態宣言で引きこもっている為お金も最低限の食費ぐらいしか使わないので、
驚く事にお金すら余ってくる状況である。
不謹慎だが、ウィルスにかからないのであれば、この状況は最高かもしれない。
民間の施設を担当しているビルメンの状況は分からないが、利益を最善に考えているはずなので、あまり良い状況に置かれているとは思えない。
給与面から、昨年商業施設への転職を考えていたが、思いとどまって正解だった。
市民に対する世間体もあり、リスク回避を最優先に考える公共施設勤務で勤務出来ている状況に胸をなでおろしている。
あり余った時間は、映画鑑賞とゲームで消化しており、
食べたい時に食べ、眠たい時に眠り、遊びたい時に遊ぶ。
まさに自由人としての生活を謳歌出来ているのは公共施設のビルメンだからである。
安い・汚い・安定の公共施設
公共施設はお役所仕事である。
その為、市民の苦情などを極力受けたくないので、あまり無茶が出来ないと思われる。
実際民間施設の工事が2か月で終わらせる所を、
3倍の6か月程かけて万全を期すことが多いように思う。
給与が安い
設備も民間では極力ケチるのだが、公共施設は設備にお金をかけている。
その分従業員の給与が比較的安くなっているように感じる。
職員の数を減らし、できるだけ民間委託に移行しランニングコストを下げる事を考えている。
委託会社なので給与が安いのは致し方ないのかもしれない。
汚 い
商業施設のように民間人があまり出入りしないので、清潔とはお世辞にも言えない。
ただ法的な環境指数には厳しいので、その点は心配いらない。
民間では高給を支払わないと人が集まらないような職務内容でも、公共では安い人件費で行っている場合もあるので注意は必要だが・・・。
安 定
不況や今回のような緊急事態に強いのが公共施設である。
年間予算の増減はあっても、そこまで無茶な予算になる事は考えられないし、倒産がまずない。
一度入ってしまえば余程の事が無い限り解雇はない。
おまけに今回のような例外的な自粛でも仕事はある。
倒産の心配が無いので精神衛生上かなり良い。
出世や給与などでは民間企業をオススメするが、安定感を求めるなら公共施設をオススメする。
アルバイトや派遣社員にも優しい
不安定な社会情勢になると派遣切りやアルバイトのシフトを減らすなどの悪行が
民間企業ではオウコウするが、公共施設は優しい。
驚くことに、そう・・・まるで天使のように、
時給換算のアルバイトなどにも待機中の給与も与えているのである。
月の収入がほとんど変わらないようにしてくれているのは、長い間生きてきて初めて見る光景で、派遣やアルバイト歴の長い筆者からすると、凄い衝撃的な待遇なのである。
これは流石に筆者の職場だけかもしれないが・・・
公共施設と言っても 現在の病院は例外
残念ながら、今回は世界的なパンデミックであり、普段から院内感染が危惧される病院は、
ビルメンといえど勤務するにはハードルが高い。
確かに給与などの待遇は、多少良いかもしれないが・・・
逆に考えれば、生活に困窮し、仕事にあぶれている人にとってはチャンスなのだが・・・
不特定多数の人の出入りが多い職場は、選択する時期ではないかな・・・
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